
3月になり暖かい日と寒い日が交互にやってくるようになりました。 まさに三寒四温の言葉通りだなと感じます。 寒暖差の大きいこの時期は何かと体調も崩しやすくなるので,皆様も無理せず過ごして頂きたいと思います。 この時期はまた,各学年の生徒たちにとって最後の月であるとともに,次のステップに向けた準備の月となります。 塾でも復習とともに次学年に向けた先取りをはじめ,よりよいスタートを切れるようにしていきます。
さて,新学期が始まるにあたり,「塾に入るのはいつからがよいのか?」ということに悩まれる生徒さんや保護者の方も多いかと思います。 そこで,塾講師の視点から塾に通うことを考えていきたいと思います。
小学校~高校までの通塾率について
まず全国的にどのくらいの生徒が塾に通っているのかについてですが,文部科学省「令和3度 子供の学習費調査」によると,小学生が公立で約39%,私立で約73%,中学生が公立で約70%,私立で約54%,高校生が公立で約33%,私立で約38%とのデータがあります。
小学生を学年別で見ると,小学4年生頃が公立40.0% / 私立78.2%で,その後小学6年生で公立51.4% / 私立78.3%になります。 小学生の場合,中学受験は小4からはじまるのが一般的とされているため,この学年から通塾率が上がると考えられます。 私立小学校の方が通塾率が高いのは,基本的に中学受験をすることがベースとしてあることと,学校の授業ペースが速いことが多いため,その補習のため通う割合が高くなります。
中学生は学年別に,1年生が公立57.8% / 私立51.6%,2年生が公立69.2% / 私立53.4%,3年生が公立84.0% / 私立56.7%となっています。 小学生から高校生の中で最も通塾率が高いのは,やはり高校入試があるためです。 ほぼすべての中学生が受験をするため通塾率が上がります。 公立に比べて私立が低いのは,中高一貫校が多いためです。 私立は教育的なサポートが充実しているので,受験目的というよりは普段の学習の補習目的ということが通塾理由としては多いかなと思います。
高校生は小中学生と比べると通塾率が下がります。 公立・私立ともに約30%代で推移しており,高3の受験学年で約40%前後になります。 これは進学以外の就職等の選択肢があるためです。
塾に通うことで得られるメリット
塾に通う目的は学種・学年,年齢層に応じて日々の補習から受験対策まで様々です。そこで,塾に通うことのメリットを考えたいと思います。
塾に通うメリット①:学習に関する情報を多く得ることができる。
塾では日々多くの学習情報を収集しています。特に受験は「情報」を制する者が受験を制するといっても過言ではありません。近年,学校教育も目まぐるしく変化しており,学習内容についても多様化しています。また,将来の進路や夢についても,進学情報からキャリア情報を通して学ぶことができ,それらの目的がはっきり決まることで意欲も高まります。修学館では,日々情報収集を行い,面談やその他の機会を通して随時情報をお伝えしています。
塾に通うメリット②:正しい勉強法と学習習慣を身に付けることができる。
学力は単に勉強するもので身に付くものではありません。もちろん日々の自主学習でも成績を上げることはできますが,どこかで行き詰まることが多いです。塾に通うことで勉強の仕方や問題の解き方,そして学習の習慣を身に付けることができます。また,専門家としての視点でアドバイスをすることができるので,問題のとらえ方からアプローチの仕方,解答までの考え方など,生徒自身の問題解決力を高めることができます。
塾に通うメリット③:豊富な演習量を確保できる。
塾は学校・学年別に多種多様な問題を用意しています。そのため,基礎から応用まで幅広く問題を解くことができ,確実に演習量を確保することができます。特に受験生はどれだけ演習を積めたかで,本人の自信はもちろん,結果に影響を与えます。
塾に通うメリット④:成績を上げやすく,下がった時も適切な支援を受けることができる。
塾では成績アップのために様々な対策を行います。例えば修学館では,テスト前に各生徒の苦手分野を分析し,生徒に合わせた対策を行います。また,成績は上がったり下がったりを繰り返しますが,下がった時にはその原因を分析し,課題を明確にするとともに,そこからさらに伸ばすためのアドバイスも可能となります。もちろん,自主的に行うこともできますが,我流には限界があります。生徒一人ひとりが異なるように,その生徒に合った学習法も異なります。塾にはそれらのノウハウがあるため,より効率的かつ自分に合った学習法を見つけることができます。
塾に通うのはいつぐらいからがいいのか?
結論から言ってしまえば,少しでも塾に行った方がよいかなと感じたときがベストです。校種や学年によって変わってはきますが,早く通い始めればそれだけ多くのメリットを得ることができます。
〈小学生の場合〉
補習が目的であれば,各基礎の問題が分からなくなってきたり,学校のカラーテストの点数が下がってきたりしたタイミングがよいと思います。特に小学生は興味・関心が高いので,早めに塾に行くことで勉強に対する楽しさや達成感,自己肯定力などを高めることができます。また,中学受験を目指すのであれば,一般的には3年生の2月頃からがベストと言われています。小5までで小学校6年間の内容を学習し,小6を入試演習にあてるためです。しかし,小5,6から始めると間に合わないかというとそうではありません。しっかりとカリキュラムを立てて対策をすることで合格を勝ち取ることができます。ただ,小学校での学習内容の量や中学校での出題範囲,問題パターンを考えると,やはり早めにスタートした方が有利です。
〈中学生の場合〉
通塾率にもあるように,中学生から通塾率は高くなります。やはり高校入試があることが大きな理由です。小学生と比べると,学習内容の質・量ともに大きく増加します。特に,数学の正負の数や英語のbe動詞と一般動詞など,一度理解が遅れてしまうとそのまま分からなくなってしまうことも多くみられます。そこから考えると,少なくとも勉強の基礎となる英国数の3教科は,中学1年生の時点から始めることが望ましいです。1年生の時点で学習習慣が身に付くと,それ以後の学習習慣も変化します。茨城では3年生からという場合も多く見られますが,やはり早めの対策が大きな効果につながります。
〈高校生の場合〉
通塾率で見ると最も少ない高校生ですが,多くの場合,学校の補習とやはり受験対策が目的の中心となります。高校によって進度は異なりますが,教科が増えるため塾で先取りを行うことでスムーズに学習に取り組むことが可能になります。また,進路選択によって,総合型・推薦型・一般型と受験の形式も異なるので,それに応じた対策によって通う目的が変わります。例えば,指定校推薦を狙うのであれば,1年の時から試験で点数を取ることが必要になります。また,「情報戦」という見方をすると,大学入試の多様性や制度の変更などを考えると,塾に通うことで得られる正確な情報は必ず大きな力になります。そのため,将来の進路に応じて考えていくのがよいと思います。
塾に通うタイミングは,校種や学年,目的に応じて変わります。ただ,早めに始めることで多くのメリットを得ることができます。
修学館では,各学校や目的に応じて個別にカリキュラムを作成して授業を行います。カリキュラムは,学校の成績や生徒さん,保護者の方との面談を通して決定します。一人ひとりに対応したカリキュラムに基づくきめ細かい指導が強みです。また学習内容についても基礎から応用まで段階別に指導をしますので,理解度に応じてステップアップすることができます。学習相談や体験授業,詳しいご説明などいつでもいたしますので,お気軽にお問い合わせください。
※ データについては,文部科学省「令和3度 子供の学習費調査」を参考にしています。